2016年5月21日、さわやかな五月晴れの中、全員が楽しみに待ち望んでいたこの日がやってきました。都電荒川線の車両を貸切り、走行中の車内での和装結婚式を実施!

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えっ!電車で?

そうなんです!

線路にご新婦の好きなバラの花が咲き誇る中、おふたりの大好きなレトロな車両で、本当に近しい人だけをお呼びし、日本の伝統衣装である白無垢を身に纏い和奏婚を挙げてくださいました。

停車時間内にスタッフとおふたりが一斉に乗り込み、いよいよ日本一幸せな電車の出発です!

と同時にゲストの皆様が乗車するまでの怒涛の20分間もスタート。もともとタイトなスケジュールでしたがダイヤの乱れで予定よりさらに10分短くなるというハプニングの中、装花の飾り付け、挙式の支度や、楽器調絃などそれぞれの準備、そしてリハーサル・・・

狭いうえに揺れる車内で、取材で同乗していた記者さんも驚くほどスタッフの動きは俊敏かつ的確でチームワークの良さを発揮!なんとか全ての準備を整えてゲストを迎えました。

そしておふたりのアイディアと優しさがたくさん詰まった和奏婚が始まりました。箏と尺八の響きの中、おふたりのお人柄そのままに温かく楽しいお式となり、ゲストの皆様にもご満足いただけたようです。お子様たちも結婚式と電車の旅を楽しんでいました。

乗車するとき、通過する駅などで他のお客さまからも「おめでとう!」と声をかけられ、はにかみつつも嬉しそうなおふたりのお姿をみて、私たちも幸せな気持ちになりました。

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和奏婚が終わり、電車が車庫に入ったところで集合写真。その間にスタッフはお食事会場へ急行。こちらも20分ほどで会場の装花やケーキの飾り付け、引出物の準備など慌しく準備は進み無事に皆様をお出迎え。打ち掛けにお色直しをしたご新婦の入場に会場がわきました。

それからはお店のご好意でゆっくりとできて、皆様とのお時間をとても楽しんでいらっしゃいました。きっとゲストの皆様にも記憶に残る最高の結婚式になったことでしょう。

色々あり大変な1日だったのですが、ご新婦の「夢を叶えてくれてありがとう」の言葉はなによりの宝物で、それぞれの道のプロが一つのチームを組み、おふたりのためにと、お互いの信頼関係のもと協力し合い総力を挙げて取り組むと、こんなにもすごいことを成し遂げられるのだと実感しました。

今回の和奏婚、おふたりの夢を全て叶えることができました。全て実現できたのはチームの皆様のおかげだと本当に本当に感謝しています。

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岩泉ピアン(Peanne ∞ Wedding ピアンウエディング)
和装人前式である「和奏婚」の創始者であり、独創的でクオリティの高いオーダーメードウェディングを手掛けるプランナー。
http://wedding.iihito.link/archives/902