このコラム記事を書くにあたり、どんな事を書けば皆さんに喜んで頂けるか考えました。結婚式の映像作成における私の「ホンネ」をお伝えしようと思います。
日本全国からご依頼を頂くブライダルムービーですが、大きく別けて4種類に分類されます。
- オープニングムービー
- プロフィールムービー(生い立ちムービー)
- エンドロールムービー
- サプライズムービー
こだわったほうが、本当にいいムービーになる?
弊社の場合は、どのムービーもオーダーメイドでイチからお作りします。お客様と構成のお打ち合わせをし、ご要望に合わせて制作させて頂きます。その中で、きっちり構成のイメージがあり、詳細なご要望を頂く事があります。例えば…
「この写真とこの写真は同時に流してほしい」
「BGMは◯分◯◯秒から◯分◯◯秒まで使いたい」
「◯枚目の後に黒バックに白文字の◯◯フォントでこんな文面を入れたい」
「とにかく写真をいっぱい入れたい」
「この写真は全体を流してからココをアップにして、フェードアウトして次の写真に繋げたい」
などなど… プロのホンネとしましては
「すべてお任せください」
この一言に尽きます。偉そうに聞こえたらすいません(笑)
サイコームービースタジオでは、そのムービーを見ている方が「見入ってしまうくらい映像に入り込んでしまうムービー」を、クオリティの高いムービーだと考えます。
例えばBGMのテンポに合わせて写真を切り替えたり、一枚一枚のお写真からどのような情景かを判断し、どこにフォーカスするのかを考えたり、BGMがサビに入る部分は写真の切り替え効果を通常のものとは変えてムービーの雰囲気を変えたり、ここでは書ききれない程の小さな小さな技術の積み重ねでサイコームービースタジオの作品は完成されます。
ここで先ほどの詳細なご要望をすべてカタチにすると、なかなかクオリティの高い作品になり難いというのがホンネです。「ここはこうした方が見やすいのにな」と思うことは多々有ります。
もちろん「クオリティなんて関係ないよ!全部要望をカタチにしてくれ!」というご要望であれば、その通りお作りします。ただ、作る側としては違和感が残りますが(笑)
BGMのテンポと写真を切り替えるタイミングが合っていなかったり、写真の出し方がバラバラだったり… ムービーに統一感がなく、なんだか見ていて疲れてしまうムービーだったり… このような作品は、見ている側の気持ちも入り込みにくいと思います。
中古車選びは、友達が選ぶよりプロが選んだ車の方が安心。ムービーも同じです。
我々が考えるクオリティと、お客様が考えるクオリティ。相違があるのは当然のことです。好きな食べ物が人によって違うのと同じことですよね。
我々が想うクオリティを押し付けるつもりはありません。無理強いするつもりもありません。
ただ、我々プロが誠心誠意を込めてお作りするムービーは、目に見えない様々な技術と経験の積み重ねで出来ているという事を知って頂ければ嬉しく思います。
映像作成に限らず、プロに任せた方が良いことは沢山あると思います。中古車選びは、友達が選ぶよりプロが選んだ車の方が安心ですよね。「プロにお任せする」という選択肢が、皆様にとって人生をより豊かにする方法のひとつになれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
鈴木悠也(サイコームービースタジオ岐阜店)
音楽にマッチさせるプロフィールムービー作りが圧倒的な支持を得て、現在全国からのブライダルムービー制作依頼が殺到しているサイコームービースタジオ岐阜店の代表を務めている。
http://wedding.iihito.link/archives/23